旧中村檀林正東山日本寺は、飯高檀林とともに仏教史上有名な日蓮宗の檀林(仏教の学問所)として知られています。慶長初期より明治の初めまで開かれていた日本寺は、大講堂を中心に36の学坊があり、全国から数百の学僧が集い学問に励みました。
山門に掲げられている「正東山」の扁額は本阿弥光悦の真筆といわれ、日本三額の一つに挙げられています。また、水戸光圀ゆかりの屏風も所蔵されています。
現在は、農村公園としても整備され参道には多くのあじさいが咲き誇り、地元の人々による檀林文化祭なども催されています。檀林文化祭は6月の中旬にとり行われます。
また日本寺は「あじさい」の美しい寺としても有名です。昭和59年6月に晋山した第三三六世文璋院日親上人の代に有志の方々による「日本寺奉賛会」が結成され、その記念として「あじさい」の花が境内に約8000株も植えられました。
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